ゴールは自分のものであって、誰かのために設定するものではない。間接的に、あなたのゴールが家族のためになることはあっても、あくまで、自分のものである。
しかし、設定したゴールに対して自信をもてるかと問われれば、ゴールを決めるのと同じくらい難しい。おそらく、自信をもっている人は全体の三%くらい。ほとんどの人が、不安にさいなまれているはずだ。
だから、ゴールについて他人には話さないほうがよいと思う。自分のものであって、他人に知らせる必要のないものだからという理由が一つ。さらに、ネガティブな人に話せば、否定的なコメントしか返ってこないので、なおさら自信を失ってしまう。
じっくりと考え、コッコッと努力する。有言実行の方法もあるが、ここは一つ静かに先行するほうが得策である。マイペースでかまわないが、他人と比べる必要のないものが求められる。
①金銭面でのゴール
②仕事面のゴール
③プライベートのゴール
④学習面のゴール
⑤内面の変革が必要な事柄のゴール
これらは、ゴールにもいくつもの区分があることを示している。個々に自分のゴールを設定してみるというのも、一つの方法である。金銭面はわかりやすい目標で、いくら稼ぐかという到達点にひたすら迫っていけばよい。仕事面は、組織とのかねあいもあるが、一肩書きを目標にすれば設定がしやすい。プライベートの目標は、体重や体力でもかまわない。これこそ最も設定のしやすいゴールである。学習面は資格の取得であり、内面のゴールは、自己の性格や考え方に関する目標である。
キャリアメーキングの目的であるゴールの設定とは少し異なるかもしれないが、どんなことでもゴールを設定して努力することで、習慣づけができるようになるはずだ。
ここでいいたかったのは、ゴールは多様化していて当たり前のものであり、他人と同じである必要はないということ・さらに難しく考えなくても身近な事柄にゴールの設定は可能であること。そして、ゴールを決めたら、すぐに実行に移すことである。
ゴールを決めてもなかなか始動できなけれぱ、またゴールの設定をやり直さなけれぱならなくなる。この繰り返しでは、いつまで経っても前に進むことができない。どのように計画し、実行するか。次の段階で考えてみよう。